ホラー小説 石田衣良

石田衣良『PRIDE』池袋ウエストゲートパークを読んで。解説・あらすじ・ネタバレあり!

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石田衣良氏の「PRIDE」池袋ウェストゲートパークは、現代の若者へのメッセージが込められている作品でした!

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ストーリー

第1話・データBOXの蜘蛛

松永という男がマコトに助けを求めてきた。携帯電話を落としてしまってそれをネタに脅されているらしい。その犯人は携帯電話を返す代わりに謝礼金を払えと言ってきたのだ。そしてその金額は600万円というバカげた金額だった・・・。

第2話・鬼子母神ランダウン

家で暇しているマコトにキング・タカシから誘いがあった。「すぐにウエストゲートパーク」まで来い。行ってみるといきなりロードワークに付き合えという。なんか深い意味がありそうだな?と感じながらマコトはタカシに付き合ってみることにした・・。

第3話・北口アイドル・アンダーグラウンド

地下アイドルの女の子が、俺にボディガードを依頼してきた。なんでもストーカーされているらしい。池袋で起こるトラブルに関しては無料で行っている。そう告げると彼女はお礼として自分の出るライブのチケットをくれた。マコトは戸惑いながらもそのライブに行って見ることにしたのだが・・・。

第4話・PRODE-プライド

1人の女性から、自分をレイプした4人組を捜してほしいと依頼を受けたマコト。ちょうどその頃、池袋にHOPという自立支援施設に黒い噂がたっていた。レイプ事件と自立支援施設との関連性は?そしてマコトとタカシの怒りが爆発する?

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管理人の解釈と評価

あの有名な「池袋ウェストゲートパーク」シリーズの第1期完結の10巻目ですね。この作品のあとしばらくお休みしています。

主人公マコトとタカシの2人組がトラブルを解決していく話。まぁテレビドラマにもなりましたので説明不要?ですかね。

個人的なおすすめはやはり表題作「PRIDE」ですね。

自立支援を謳っているが実は貧困ビジネス。当時はものすごく流行ったビジネスでしたね。ホームレスを支援するように見せかけながら生活保護を受給させ、その7割~8割を施設が奪うという手法。まさに鬼の目にも涙なんかないような卑劣なやり方。そして集団レイプ事件。女性は目をそむけたくなるような描写がありますが、そのあとのマコトとタカシの反撃に思わず興奮することでしょう。

また本作は、警察の性被害者に対する対応やストーカー被害に対する相談などの対応の悪さも描いている。先進国でここまで遅れているのは日本だけだろう。そのあたりも考慮して読んでみてほしいです。

この本から生まれた名言

「よくないよ。わたし警察で2度目のレイプをされたんだから。」    「PRIDE」 より

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★★☆
・人生に影響した  ★★★☆☆
・感動した        ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★★★☆
・恐怖度      ★★★☆☆
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-ホラー小説, 石田衣良

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