ホラー小説 山田悠介

山田悠介『復讐したい』は殺し合いに殺し合いを重ねる復讐ホラーです!

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山田悠介氏の「復讐したい」は、人を殺すことが容認された世界で、妻の復讐に燃える男の物語です!

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ストーリー

愛する妻・泉を殺された泰之は新法律で新しく定められた「復讐法」を適用した。この「復讐法」は、復讐するべき相手がいた場合、時間内に復讐を果たせば罪には問われないというもの。

その他にもルールが4つ。

1・場所は孤立した島、蛇岩島のみで行うこと

2・復讐する側にはGPSと武器。される側には何も与えられない。

3・制限時間は100分

4・制限時間内に復讐されなければ犯人は無罪

というものだった。

泰之は、妻を殺した犯人・小寺を追い詰めて残忍な方法で殺害を試みる。だが小寺の口から発せられたのは「俺は頼まれて殺しただけだ」という、衝撃的な事実だった・・・。

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管理人の解釈と評価

あの有名な「リアル鬼ごっこ」の作者である山田悠介氏の「復讐したい」は色々と波紋を呼んだ問題作の1つですね。

「復讐法」という法律がもしあったなら、私を初め多くの人達がその方を適応するだろうと思う。それが愛する妻や子供を殺されたならなおさらですね。

本作は、主人公の泰之の行動や、同時に進行していく宗教団体「世界プラーナ教団」への復讐劇がテーマになっており、当時、世間を賑わせたあの宗教団体への復讐がモチーフとなっているのではないか?と思います。そして2転3転する真犯人。いったい誰が妻の泉を殺したのか?そしてなんのために?短い本ではありますが、構成がしっかりしていて内容も濃いので、一気読みは間違いない作品です!

そして真犯人を追い詰めて殺したら、自分も殺されて、そして殺した相手に復讐・・・という負の連鎖が、山田悠介さんらしい作品の作り方だなと思いました。

この本から生まれた名言

「死ぬなよ。お前にはこれから監禁生活以上の苦痛と屈辱を味わわせてやる」    「泰之」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★★★
・人生に影響した  ★☆☆☆☆
・感動した        ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★★★☆
・恐怖度      ★★★☆☆

 

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