ミステリー 森村誠一

森村誠一『狙撃者の悲歌』は数奇な因縁が絡み合う傑作サスペンスです!(ネタバレあり)

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森村誠一氏の「狙撃者の悲歌」は、復讐に燃える刑事の因縁を描いたミステリーです!

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ストーリー

「奈美さん、許してくれ・・・・!」下宿先の娘が強盗殺人犯に凌辱され殺された。新米の刑事である桐生は復讐を決意する。やがて熊沢という一人の男が逮捕されたが、桐生はこの男が犯人ではないことを見破ると、逆にその熊沢を利用して、真犯人を知るキーマンとなる一人の風俗嬢を追うことにした。

同じころ、毎日がパチンコしかすることのない山形は、ある日、3人組の男に因縁をつけられて襲われてしまう。幸いお金は無事で大したケガも無かったが、その時に自分に優しく声をかけてくれた暴力団の組長・浜野隆利との出会いだった。山形は舎弟になって浜野に心酔していき、彼のためなら命も惜しまないほどの子分になっていた。

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管理人の解釈と評価

最初の何ページか読んだだけでい一気に引き込まれる内容でした。極道の内情というか舎弟関係や組織図などがわかって面白かったです。

今回はホテルは出てきませんでしたね。どちらかと言うと、今までの作品の中でも荒々しい雰囲気の作品です。

惚れた親分のために命を懸ける山形。下宿先の娘・奈美を殺されて復讐を誓う桐生。無実の罪で逮捕された熊沢。そのカギを握る風俗嬢ユミコ。

4人の事情が絡み合う時、事件は思わぬ方向に進んでいきます。ちょっと感動するシーンもありましたが、個人的にはわくわくしながら読めたので高評価です!

この本から生まれた名言

「極道の7割はまともな道も歩ける連中だよ。ただ歩こうとした時に、まともな道がなかったんだな。そしていったん踏み込むとなかなか抜けがたい。だから極道と言うんだろう」  「浜野隆利」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★☆☆
・人生に影響した  ★★☆☆☆
・感動した(トリックに)  ★★★☆☆
・人に勧めたい   ★★★☆☆
・恐怖度      ★★☆☆☆
■ミステリー評価  

 

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-ミステリー, 森村誠一

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