ミステリー 東野圭吾

東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んでみました。驚愕のラスト!

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東野圭吾氏の作品「ある閉ざされた雪の山荘で」は、密室と化した山荘内で起こる男女7人の殺人劇です。

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ストーリー

有名な演出家である東郷陣平の舞台オーディションに受かった男女7名は、その東郷からの指示で乗鞍高原のペンション「四季」に召集された。

そこで彼らは東郷から「このペンションを舞台に、推理劇を作りなさい」と命令が下る。このペンション「四季」は人里離れたところにあり、誰も訪れることはないので、自分たちだけで劇を完成させなければならなくなった。

まず最初に、メンバーの一人笠原温子が殺されるという設定を与えられた。そして実際に笠原温子は行方をくらませた。そして残った6人でこの状況にふさわしい演出を考えるというもの。

6人はそれぞれ独自の推理と頭脳で犯人像を推理していく。だがその中で一つの出来事が予想される。それは第二の殺人が起こるのではないか?というものだった。

そして全員の予想通りに第二の殺人が起きてしまう。全員が自分の予測が当たったことで満足げの表情。だが東郷からの設定は「凶器はごみ箱に捨てられていた」とあるが、実際には凶器の花瓶は裏庭で見つかってしまう。

設定と違うシチュエーションに、全員が戸惑う。そしてこれは本当に推理劇なのか?とお互いを疑い出すのだった。

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管理人の解釈と評価

う~ん。東野圭吾さんらしいミステリーといえばそうですが、ちょっと物足りない感じがしましたね。

ネタバレになりますが、確かに読者は騙されます!それは認めます。私も騙されましたが、最終的に一人も○○されていなかったという結末は個人的にはいかがなものかと・・・。

ミステリーといえば、誰かが殺され(もしくは強盗や暴行)その犯人を、刑事コロンボ的なやつが解いていくみたいな作品だと思うので、この作品はミステリーとは呼ばず、新たな分野の作品といえるかもしれません。

ただ賛否両輪で、この作品が東野圭吾氏の最高傑作だ!という方も何人もいらっしゃるのでやはり好みの問題なのだと思います。

確かにアガサ・クリスティーやエドガー・アラン・ポーの作品も読む人を選びますからね。あれだけの有名なミステリーの第一人者の作品よりも○○さんのミステリーの方が面白い!と感じればそれが正解なのでしょう。

まあ、賛否両輪は置いといて、ミステリーを読みなれていない人だと楽しめないかもしれません。

この本から生まれた名言

「芝居はいいものよ。素晴らしいわ。改めてそう思ったもの・・・。」    「麻倉雅美」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★★☆
・人生に影響した  ★☆☆☆☆
・感動した     ★☆☆☆☆
・人に勧めたい   ★★☆☆☆
・恐怖度      ★☆☆☆☆
■ミステリー評価  B
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-ミステリー, 東野圭吾

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