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木下半太シリーズ第十弾『悪夢の水族館』は洗脳された詐欺本?!(ネタバレあり)

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木下半太氏の悪夢シリーズ第十弾「悪夢の水族館」は、ペテンだらけの騙し合いの本でした!

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ストーリー

信次と晴夏

沖縄の水族館になってきた信次と晴夏は、明日、永遠の愛を誓いあう結婚式を挙げる予定。そして二人が出会った場所であるここ沖縄の水族館に来ていた。しかし実は晴夏にはもう一つの理由があった。それはある男から洗脳されている家族を救うために、信次を殺すということだった。

マッキーと八王子

オカマのマッキーとイケメンの八王子は、旅行で沖縄にきていた。今回は恩納村の真栄田岬にある「青の洞窟」に行くのが目的らしい。ところが八王子はプールサイドでお茶をしている時に、深海魚のような顔をした男な話しかけられる。そしてその男は「君にこのホテルをあげる」と言い出した。

鉄平と桜

マリンショップで働く鉄平は大の女好き。過去にも女好きが原因で人生を棒に振っているというのに、全然懲りていない。今日もある親子の娘に気を取られていた。名前は桜。20代前半のカワイイ女の子だ。ところがもう一つ気になるのが父親の方だった。鉄平はその父親を知っていた。名前は白鳥叶介。かつて刑務所で一緒だった男だった・・・。

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管理人の解釈と評価

久しぶりに読んだ悪夢シリーズの第十弾。今回のテーマは「洗脳」ですね。

晴夏に信次を殺すように命じている男・深作がキーマンになっていて、この男を中心にマッキーや桜(悪夢のドライブに登場した詐欺師の高校生)が振り回されながらも、洗脳を説いていこうとするシーンが見どころですね。

そしていい味出しているのが、桜の父親役(本当はボディガード)の白鳥ですね。ギャンブルマンションの時にも老人のボディガードが出てきましたが、思い出しましたね。

物語の最初の方は話がぐちゃぐちゃしてつかみにくいところがありますが、読み進めていくうちにだんだんと整理が出来てくると思います。

読みやすく、トントン拍子で話が進んでいきますが、今までの悪夢シリーズに比べると何かが足りない気がしました。

たぶん私が猟奇的なキャラクターや、バイオレンスなシーンが好きだからかもしれませんが、今回の作品はちょっとそういった部分が足りないかな?と。

もっとシンプルに裏切りの連続と、殺人シーンが多くあればもっと面白かったかな?と思いましたが、「洗脳」の恐怖はこの本で痛いくらい感じました。

この本から生まれた名言

「あたし水族館嫌いなのよね。閉じ込められている魚たちを見て何が楽しいのよ」     「マッキー」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★☆☆
・人生に影響した  ★★☆☆☆
・感動した     ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★★☆☆
・恐怖度      ★★☆☆☆

 

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-サスペンス, 木下半太

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