サスペンス 木下半太

木下半太シリーズ第五弾『悪夢のギャンブルマンション』の結末はいかに!(ネタバレあり)

投稿日:2019-02-08 更新日:

木下半太氏の悪夢シリーズ第五弾「悪夢のギャンブルマンション」は勝つまで脱出不可能なマンションに閉じ込められた男達(オカマ?)の一発逆転ゲームです。

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ストーリー

再びオカマのマッキーが登場する(もうこのオカマが主人公と言っても良いくらいの登場回数です(笑))

マッキーのオカマバーに一人の男が相談にやってくる。実は先日ヤクザの女に手を出してしまい、金を要求されていたのだが、逆にそのヤクザをボコボコに殴ってしまい更なる多額の金額を要求される羽目になったというのだ。

要求されている2千万円のうち、半分は用意できたがまだ1千万円足りない。そこで裏世界で有名なギャンブルマンションでこの金を倍にしたいと言い出したのだ。そして怖いからマッキーたちについてきてほしいと。

仕方なくマッキーと、同じくオカマのジェニファー、あと一人ギャンブルの天才・輝夫を含めた4人でそのマンションに向かうのだが、各階で待ち受けているディーラーとのギャンブル対決をしていくうちに、増えるどころか借金までしていく4人。いったいどうなってしまうのか?

時を同じくして、ギャンブルマンションの管理人・葉月は今夜、売り上げの全てを持って逃げることを計画していた。ところが急に親分である涼介が葉月のもとに金のチェックをしにやってきた。まだラスベガスにいるはずなのに。しかもその隣にはキャバ嬢のようなユカリという愛人らしき女も一緒だった。じつはこのキャバ嬢は潜入捜査で囮として忍び込んだ女刑事だった。

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管理人の解釈と評価

悪夢シリーズの主役である、マッキーとジェニファーが大活躍するシーンが多く描かれていて、笑えますね。またヤクザの用心棒のおっさんの若がわからないくらい強いところも見ものです。

私自身のギャンブルが好きなので(若い頃は、カジノやラスベガスにも行ってました(笑))このタイトルを見た時は、すぐに手に取って買いましたね。期待通りの内容だったので満足しています。

物語はギャンブルマンションの1階からギャンブルで戦っていき、最上階まで行けないと出ることが出来ないというもの。なんかブルースリーの死亡遊戯みたいな設定ですが、途中で借金は増えるわ、首吊り死体はあるわで散々な目にあいながらも、ギャンブルの天才・輝夫の機転と読みの凄さやジェニファーの少林寺拳法で交わしていくストーリーは、読んでいてまず止まることは無いでしょう。一気読み間違いなしの作品です。

木下半太氏の悪夢シリーズは、結末が二転三転するんですが、このギャンブルマンションはそこまでの展開はなく、むしろ抗争シーンやトリックに力を入れたような感じがしました。前作ほどの銃撃シーンや猟奇的なシーンは少なくなっており、かわりに心理戦やトリックのシーンが多くなっているのがわかります。

個人的には、悪夢シリーズの中でもベスト3に入る作品だと思います。

この本から生まれた名言

「ギャンブラーはいつ勝負を持ちかけられるかわからんからな。コツは相手にコインを選ばせることや。」     「輝夫」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★★☆
・人生に影響した  ★★☆☆☆
・感動した     ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★★★☆
・恐怖度      ★★★☆☆

 

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