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羽生善治『直感力』は時代を生き抜く先見の明が養われる本である!

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将棋界のカリスマと言えばご存知羽生善治。その羽生善治の『直感力』を読んでみました。

なぜ彼が将棋の世界であれほどの実績を出すことができたのか?七冠王にまで上り詰めた男の「読み」のチカラとは?

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ストーリー

誰もがなしえなかった七冠王という偉業を達成した、羽生善治さんの将棋を指していくうえで必要な「直感力」とはいったいどのようなものなのか。

また「直感力」のみならず、「先見力」や「判断力」と呼ばれるものも持ち合わせている羽生善治さんの人生観などが全8章にわたって書かれています。

第1章・直感は、磨くことができる

直感という目には見えないものを、どのようにして磨くことができるのか?そのために必要なものは何か?が書かれています。

第2章・無理をしない

起こった物事に対して、どのように立ち回るべきか、どう対処すべきかが羽生さんの経験をもとに書かれています。一つの事を集中することの大事さや逆に何も考えない時間の大事さを教えてくれます。

第3章・囚われない

物事に対する意欲と楽しさについて書かれています。また好きなことだけをするのではなく、嫌なこともやる重要さ、思い通りにならないことは実はとても大事なことなのだと書かれています。

第4章・力を借りる

「直感力」を養うことの一つに、他人の力を借りる。というのがあります。自分だけではできないことを、対戦相手の集中力を利用して自分の集中力を高めたり、時には自分よりも若い人間から学ぶこともあるのだということを教えてくれます。

第5章・直感と情報

自分の形。すなわち自分らしさというべきものを身に付けることの重要性について書かれています。自分自身を客観的に見てみること、自分のスタイルというものを常に持っているか。そして情報に合わせてどのように自分のスタイルを変えていくかが書かれています。

第6章・あきらめること、あきらめないこと

羽生さんは、時にはあきらめることも大事だと述べています。すぐにあきらめてしまうことは良くないが、意地になって続けるよりもあきらめた結果、何かを学ぶことができるのであれば、それも大事だと説いています。そして失敗から学ぶことの重要性を伝えています。

第7章・自然体の強さ

自分を偽らないこと、自己否定しないことの重要性を述べています。常に自然な形の自分であること。前に進み続けることの大事さ。そしてそのためには想像力創造力が必要であることが伝わってくる章です。

第8章・変えるもの、変えられないもの

最後の章は、羽生名人の人生観を伝えてくれています。時代とともに変えていくべきものと変えるべきではないものを見極める重要性。そしてそのための決断は自分自身にある。と説いています。

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管理人の解釈と評価

この本は、羽生善治さんが平成30年2月に「国民栄誉賞」を受賞した時と同じくらいに買って読んだ本ですね。将棋は昔から好きなので羽生善治さんのことも知っていたし、将棋を指すうえで必要な何かが得られるかもしれないな、なんて気持ちで買ったのを覚えています。

読んでみると、「直感力」についてと言うよりも、羽生善治さんの人生哲学書といった方が良いかもしれませんね。将棋を指さない人はまず手に取ることはないかもしれません。

この本の中で羽生善治さんは「直感力は経験によって磨かれる」と説いています。確かに人を見る目だったり、物事を見抜く目というのはすぐには身につきません。幾度となく失敗を繰り返して身についていくものです。しかしこれは難しいことではありません。誰にでも出来ることです。羽生善治さんはその経験を、将棋を通じて養っているからこそあれほどの「直感力」を身に付けることができたのだと思います。

そして無理をしないこと、自然体でいることの強さなどは読んでいて背中を押されるような気分になると思います。

ここに書かれていることはどれも生きていくうえで必要なことばかりです。というよりも、ここに書かれていることが全て出来たら、羽生善治さんのように7冠王になれるわけですから、到底無理な話ではありますが。

また本の内容はわかるのですが、書き方が将棋を中心にかかれているあまり、ややわかりづらい箇所もいくつかあります。本を読みなれていない人には、難しく感じるかもしれませんね。

ただ私のように、将棋好きな人は読んだほうがよいと思います。将棋での直感力が、そのまま人生で必要な直感力に変わるかもしれませんからね。

この本から生まれた名言

「不安な時間に対して耐性をもつこと。情報を積み重ねただけで成果が見えるような、性急な進化を目指してはいけない。」     「羽生善治」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★☆☆☆
・人生に影響した  ★★★★☆
・感動した     ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★☆☆☆
・子供に読ませたい ★★☆☆☆
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