ミステリー 湊かなえ

湊かなえ『告白』を読んだ。衝撃の結末とは?詳しく解説します。

投稿日:2019-01-22 更新日:

あの湊かなえの名作『告白』を読んでみました。映画にもなったあのミステリーはまさに衝撃のラストでした。

この作品は「日本推理作家協会賞短編部門受賞」「山本周五郎賞」の二つを受賞している。

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ストーリー

愛する一人娘を自らが働く学校の校内で亡くしているシングルマザーの「私」のホームルームのシーンから物語はスタートします。

中学校の教師である森口悠子は、ホームルームの時間にある告白をします。

「先日、校内で亡くなった私の一人娘「愛美」はじつは事故ではなく、このクラスの生徒に殺されたんです。」と告白する。

「そして犯人はわかっている。二人の男の子だ。私はその二人をA君とB君と呼ぶことにします。A君は成績優秀ですが、残忍な性格で良い噂は耳にしません。B君は運動も勉強もダメで、落ちこぼれ的存在。そしてA君の舎弟のような存在です。この二人は共謀して私の娘を殺し、あろうことかプールに投げ捨てて溺死させました。私はこの二人をどうしても許すことができません。そこで私は考えました。二人の飲んでいた牛乳に「愛美」の父親でありHIV感染者の桜宮先生の血液を混ぜることにしたのです。何も知らない二人は牛乳を飲み干しました。2~3か月後にでも検査してみてください。潜伏期間は5年~10年です。では皆さん。どうぞ楽しい春休みを過ごしてくださいね・・・さようなら・・・。」

その瞬間、一人の生徒はトイレに駆け込み、一人の生徒は恐怖で震えるのでした。

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管理人の解釈と評価

この本は、友人の女性から勧められて読んだ本です。面白いとは聞いていたのですが、なるほど!と読んで思いましたね。一気に読んだ記憶があります。

物語は大きく3つに分けられていて、ここで紹介したストーリーは第1部のものです。これ以上書くとネタバレになりますので、これ以上はご自分で読まれたほうがよいと思います。

この本は当時の未成年による犯罪の多発化に対して、警報の促す作品の一つであり、映画化されるのもとても早かった背景にはそういう理由もあると思います。

この作品の一番のポイントは、いきなり「私の娘はこのクラスの人に殺されたんです」と告白しているところです。最初から犯人を告げているところが当時の私には斬新で、衝撃を受けたことを覚えています。

そしてそこからの物語は、その二人の殺人者の置かれていく環境や、周りのクラスメイトの心境の変化、さらにどうやって復讐していくかが本の3/4を占めているわけです。こんな本はあまりなかったですよね。

HIV感染者の血液を飲んだかもしれないという恐怖が、本人や周りに与える影響力をとてもうまく表現していると思います。

彼女は本当に復讐をしたかったのでしょうか?

そして最後のシーンで彼女の復讐は成ったのでしょうか?

その答えは、最後に森口悠子が放つ「なーんてね」の言葉の中にあるのかもしれませんね。

この本から生まれた名言

「あなたたちは、少年法に守られている。」    「森口悠子」

 

管理人の評価
・読みやすい    ★★★★☆
・人生に影響した  ★★☆☆☆
・感動した     ★★☆☆☆
・人に勧めたい   ★★★★★
・恐怖度      ★★☆☆☆
■ミステリー評価 B

 

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-ミステリー, 湊かなえ

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